山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

武蔵野台地のエロ


私の映画作品に『一夫多妻男の路地』というのがある。
一夫多妻男の住む東大和市の近くで路地を探し、それを撮ったものだ。
なぜそんなことをしたのか。
それは、ニュースを見ていて、この一夫多妻男事件ってのが、タナトス(死を指向するもの)な事件でなく、珍しくエロスな事件だったことが気にいったからなのだ。
路地を8ミリカメラを持って散策しながら、一夫多妻男とその妻たちのことを考える。そうすると、路地に咲いている花(とりわけ百合!)とか、地面を這うミミズ、花のそばにひそむトカゲなどが、イメージを補強して、ある種のまとまりを生み出してくれた(ような気がした)。
添付画像はその男。
攻撃的な顔をしている。あまりいい男とは思えないし、エロス的な何かも私は感じとれない。
しかし目の下の部分の腫れが目立ちます。オヤジギャグ、というか、現実問題として、目の下のクマが回復しないぐらいやりまくらなくてはいけない毎日なのでしょうかね。もしかして酒なんか飲まない人なのかな。
ところで、この男(と妻たち)の暮らす場所ってのは、多摩湖にくっついた場所でして、昔ながらのバンガロー式のラブホが建ち並んでいるのね。
なにか特別なエロ的血脈があるんだろうか。
ちゃかしているのでなく、マジメに考察したいと思ってます。
ちなみに私の映画『眠る永遠主義』に登場している、マネキンの頭の部分を切って、そこに鉢植えを差し込んでいるのも近くです。
なにかあるかも。トチ狂った何か。