山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

『表面科学の路地』撮了


撮影総日数は4日。このぐらいがいいかもしれない。3ロール回しているので約10分ぶんのフィルムが回った。ほぼ失敗はない。微調整して多少切り落とすとしても9分から8分の作品になる。即興的なスケッチ映画としてはほどよい長さだろう。
「このぐらいがいい」と書いたのはもうひとつあって、今回のように、ひとつの限定された場所での撮影は、場と自分との関係の緊張感がそのまま作品に反映される。だからだらだらと長く続けるものではない。私は山田勇男さんや大川戸洋介のような「だらだら撮っているけれど、それが映画的な快感へと結合していく」ような天才型の作家ではないので、やはり緊張感の持続は必要だと思う。一日の撮影時間もせいぜい2時間ぐらいで4日間。
8ミリは1ロールが3分なので、3分ぶん撮ったらその日は終了というふうにした。
ロートレックの路地』のときはトータルで7日間ほど通っていたので、最後の方は気持ちがちょいとダレた。そのこともあって、4日程度が「ほどよい」と思ったわけ。