山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

路地コレ、墨田区と江東区を攻略


東京の路地と言えば墨田区京島の名が挙がることが多い。
しかし、残念ながら再開発が入っていて「東京いい路地ソソる路地」の墨田区のところに掲載した京島の写真3点とも、同じ場所を発見することができなかった。う~ん、ほんとに生モノだ。
江東区の物件についても同じことが言える。さしたる変化はない。左に50軒、右に50軒の家屋がある路地だとして、それら100軒のうち2軒だけ取り壊されて空き地になっている。その程度の変化。しかし、これが意外に大きい。路地を歩いて、その路地にのめりこんでいくというか、包まれていくというか、とにかく高まっていくなにか不思議なエネルギーが、空き地ひとつによって萎えさせられてしまう。空き地によって光が差し込み、路面は乾燥する。それとともに失われていく何かがある。まるで吸血鬼みたいですな。
出ました新説。路地は吸血鬼であ~る。ん、しかしこの比喩、イケるかも。だって、どちらも時間の蓄積がキモでしょ。