錆びをおもしろがる困難さについて
「おー、いい錆び具合でござる」と思うことはたびたびある。
しかしそれ以上の奥行きがなくて「うん、いい、これはいいね」で終わり。
似たようなものに「ツタに覆われた家」がある。
だからきっと私の裡には「錆びセンサー」や「ツタ包囲センサー」はないのだろう。
でもたまにパチリしてしまうことがある。
この場合、背景にあるのが新築の家だ。ちょろっと写っている外壁を見ればわかるだろう。背景との対比がおもしろかったのだと思う。
錆のつくり出す形状が、なにかべつのものを連想させたりすると「ナチュラルハイ」の方にいくのだろう。