退色モノがソソる理由
看板や貼り紙のなかには、写真や文字が退色して消えている/消えかかっているものがある。
こうしたものにも私はソソられる。
でもどうして?
退色した写真は、白紙に戻るのではなく、その向こうに何かが透けて見えてくるような気がするからかもしれない。
自分のまわりを「いま、ここ」というかなり頑丈な膜が覆っているとすれば、その破れ目、隙間、ことさら薄い部分として、このブログで取り上げている各種のものがあるようにも思える。
現実(と思っているもの)が地滑りする場所やアイテムを探して歩き、みつけて愉悦にひたっているのか?
だとすれば、かなり危険な遊びなのかもしれない。