山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

neoneo坐で連続上映+次回ラ・カメラ日程


(9月27日の上映まで、この記事が一番上に置かれています。新規の記事はこの記事より下になります)
neoneo坐にて、自分の作品を3ヶ月連続で上映することになった。
これまでneoneo坐での上映会は「8mmフィルム映画祭」だったので、上映する作品も一部例外はあったけれど8ミリ作品ばかりやってきた。
なので、趣向を変えて、フィルムではない作品を上映してみようかと思ったのだった。しかし、3プログラムにするには数が足りない。よし、足りないならば足してやればいい、そう思いついて、過去に撮影してあったビデオの映像を編集して、全部で4本ぶんの作品をつくり出すことにした。こんな感じのプログラムです。

7月26日(金)19時半から
『トモちゃんインドへいく』1995年/35分
『食パンへぼ詩人』2000年/29分
『もうひとつの異国』2013年(撮影1994年)/20分
『トモちゃんインドへいく』は12歳の少女4人を含む集団でのインド旅行の記録。『食パンへぼ詩人』は食パンに詩を書くという友人のドキュメントと、その友人のその後を描く。『もうひとつの異国』は山田勇男さん監督の作品のロケハン旅に同行してサハリンに行ったときの記録。結局その作品は幻に終わり、山田さんが回した8ミリフィルムが『異国』というタイトルの作品になっただけなので、ビデオの方には「もうひとつの」とつけた。

8月30日(金)19時半から
『浅川マキさんのこと』2013年(撮影1987年から1994年)/90分
1987年から1994年ぐらいまでのあいだ、たびたび浅川マキさんに直接依頼されてライブの記録映像を撮っていた。それとは別にマキさんは映画(のようなもの)をつくりたがっていて、依頼されるままに撮影し、今世紀になってからはなんとかかたちにしようとノートパコンをマキさんの部屋に持ち込んで討議しながら映像をつなげてみたりした。結局はマキさんの死によって完成型には至らなかったのだけれど、それらの断片をお見せしようと思う。

9月27日(金)19時半から
『うろつきズム論ノート』2012年(撮影1992年から1994年)/38分
『1991年の北海道廃墟めぐり』2013年(撮影1991年)/30分
『居酒屋張々の夜』2013年(撮影1994年)/20分
『うろつきズム論ノート』は90年代初めに自転車であちらこちらの路地を探索しまくったときの膨大な記録映像をまとめたもの。『1991年の北海道廃墟めぐり』は劇映画『プ』のために北海道のあちこちを探しまわっていたときのロケハンビデオから、おもに廃墟の部分だけをプックアップしてつなげてみようと思う。『居酒屋張々の夜』はいまはもうないステキな居酒屋での一夜の宴会の模様を記録したビデオ。「俺の人生であれは最高の居酒屋だったな」と山崎陽一さんが言ったのが編集のきっかけ。

料金は1000円です。
neoneo坐の場所(アクセス)については、このホームページを参照ください。
いつものように上映後には「トークBar」と称して食べ物とワンドリンクついて1000円の「打ち上げ」があります。が、とくに8月のプログラムは、ライブハウス的な感覚でもあり、追悼というような意味合いもあるし、酒をちびちびやりながら観てもらった方がナイスではないかと思うので、そうしたいと思います(これはneoneo坐側の了解も必要なことなので確定ではないけど)。

それから次回のラ・カメラの日程ですが、11月21日(木)から24日(日)を予定しています。連作短編の完結編である『水銀の心』(あ、こういうタイトルであることは初公開かもしれない)をつくって公開したいと思うのですが、これまたどうなるかは未定。