山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

パンドラの塔(Wii)


アクションRPGの新作。プレイ時間は45時間ていどでクリア。
さまざまな仕掛けが施されているダンジョン(塔)と、呪われた美少女と隠れ住む場所との往復だけのシンプルなつくり。
主人公のモチベーションは、この呪われた少女を救うこと。
ダンジョンからの帰りが遅くなってしまうと、添付画像のように、呪いによって少女の姿はグロテスクに変型していく。
アクション苦手の私でさえ、さくさく進めることができたので、難易度はさほど高くはない。
ただひっかかるのはモチベーションである「この少女を救う」という点だ。「この世界を救済する」でもなく、それよりも小さく「自分の村(郷土)のみんなを守る」でもなく、ただ「少女を救う」という目的。
だからこの少女はけなげで、薄幸で、主人公に対してひたむきな感謝を注ぐように演出されている。
そこが鼻につくな、ひねくれたオッサンとしては。

いや、そんなこと言ったらはじまらない。素直になろう。
まあ、ラストはよかった。
底知れぬ地面の亀裂の奥へと向けて、少女と抱き合って落下していくというラスト。いいね、エロティシズムのシメはこうでなくちゃ。

ところがっ。
これは真のエンディングではないとっ。
もう一度分岐点まで戻ってやりなおす気にはなれないので、ズルして「真のエンディング」をYouTubeで見てしまうことに。
なんだ、これはっ。2人は助かって、末永く幸せに暮らしましただとっ。
これはひねくれたオッサンとしては、どちらかと言えばバッドエンディングに属するシロモノだと思うのですが。

次はようやくネットワークが復旧したPS3に戻って『ニーアレプリカント』という作品でもプレイしましょうか。