山崎幹夫の各種センサー

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映像のエロ表現その10/魅せる声


声もまた重要な要素だ。忘れがちだけど。
つい先日(2011年1月1日)に日本での放送(全13回)が終わった『ネクスト・アメリカン・トップモデル・シーズン6』で優勝したモデルさんは、番組の最初から最後まで南部なまりを指摘され、それが「欠点」であると審査員に言われ続けていた。
でも、それがそのコの魅力じゃないか、と私はずっと感じていた。
たとえば、現在メキシコ在住(う、うらやましい)の個人映像作家、長屋美保。彼女の魅力は声にあるとずっと思っている。なまりがあるわけじゃないから気づきにくいけれど、ちょっとぶっきらぼうな喋り方が魅力的だ。美人じゃないのに常にモテていた人なのは、そのしゃべり方にも秘密があるとにらんでいました。
なまり、声の音質、滑舌における特質。
子どもの保育業界をやっているとたまに出会う、少女なのにガラガラ声というコも妙な魅力がありますよね。ラ・カメラのはじまりの方のプログラム(1993年4月)で上映した栗原千絵子『海降らし』の少女も、とんでもないガラガラ声だったっけ。ハスキーなんてもんじゃない、まさにガラガラ声としか言いようがない。でも、そこが魅力。
添付画像は長屋美保『天使待ち』より、作者じしんのアップ。

さてこの「映像のエロ表現」も連載10回になって、きりがないのでここらで休止して、いいかげんに作家ごとの紹介に戻りたいと思います。
その前にいくつかほかのカテゴリの紹介しときたい画像がたまっているので、そちらを片づけてからになるか。