山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

黒糖焼酎に関するうんちく


●まずは添付画像。これタイ製の黒糖焼酎です。720mlで880円。お味はどうだかはわかりません。いずれ飲んでみようかとは思っています。ラベルが日本語ですが、日本市場狙いでつくったのでしょうかねぇ。いやー、しかしブラジル産の日本酒などの前例があるから、それほどの意外性はないけれど、黒糖焼酎の生産ってのは、奄美大島とその周辺の島だけに限って許可されているものだから、外国産の製品があるということが意外でした。その制限ってのは日本だけに適用されているわけなので、べつに海外で黒糖焼酎をつくっても、何の問題もないわけです。
●蔵元の数は18と書きましたが、いろいろ調べていると、34という数字もあります。これ、醸造所の数らしいですね。蔵元の数は18でいいのだけれど、小さな酒造所が寄り集まって、ひとつのブランドを名乗る会社をつくった。ということのようです。ということは、18の蔵元(会社)の製品のうちからひとつだけ飲んで、それで判断してはいけないということになります。
黒糖焼酎の歴史は浅い、というのも意外でもあり、おもしろさを感じさせるところです。戦前はつくられてなかったようですね。戦後8年間のアメリカの占領下で、糖蜜を他に送ることが困難になり、それで酒を蒸留するようになったということです。そんなに伝統がない、ということは、伝統に縛られることがない、ということでもあります。
黒糖焼酎は、奄美現地の酒屋で買う価格と、こちらでの価格が、500円ぐらい差があるケースがあります。これって、要するに送料の上乗せなんです。ということは、奄美の現地にある酒屋さんから、ネット注文で送ってもらうと、送料と代引き手数料を合わせても1500円ほですから、数本まとめて注文すれば安上がりになるということに気づきました。