山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

生米麹と酒造好適米を買ってアレを仕込む


アレを今世紀になって初めてつくることになった。
そもそもいつかのムエン通信に書いたように、アレはそこらのスーパーマーケットで購入出来るものだけで制作可能だ。
しかしそれではおもしろくないので、いつもいろいろな試みをしてきた。
なので、じゅうぶんな経験があるわけでなしに言うけれど、アレを素人が制作するときに限ってのことだけれど、その場合にもっとも決め手となるのは、米麹(こめこうじ)の質だと感じていた。
そこで今回は、スーパーで売っている乾燥米麹でなく、専門店で生米麹を買うことにした。ヤフー電話帳にて調べると、こうじ店は東京都と埼玉県合わせて30件。重複や乾燥米麹のみの店を除くと20件ぐらいか。
もっとも近い立川の店に電話する。ホームページもある。
http://www13.plala.or.jp/komekoujiya/
すると「3日前ぐらいに予約してください」と言われた。ほお、この店、いいかも。フラリと店に行って買うのでなく、予約してもらって、それに合わせていい状態のものをつくるという姿勢だ。注文を受けてから茹ではじめるうどん屋みたいなもの。
しかし私はせっかちだ。すぐに仕込みたい。それで試しに次に近い川越の店に電話したら「ある」というので買いにでかけた。
1kg単位だというので1kg1250円を買う。これは帰宅して、すぐに水を少々かけて、直射日光の当らない場所で空気にさらす。糀を活性化させておくという狙い。
次は米だ。
以前はこれもいろんなものを使っていた。が、今はインターネットがあるので調べてみると、なんととなりの小平市の駅前で酒造好適米を売っているではないか。
酒造好適米は炊いて食べておいしい米ではないらしい、なのになぜ売られているかというと、アレルギー対策に利用されているのだ。添付写真を見てもらえばわかるように、精米販売しているのは「岡山アトピーの会」。どのくらい精米しているかは表記されていないけれど、米粒を見ても、通常のものより削っていることがわかる。白くてまぶしいくらいだ。
ネットで調べると「北海道産ゆきひかり65%精米」が入手できるようだ。65%ということは、普通アレが70%精米だから、それよりも削っているということになる。
購入したものは3kgで1パック、値段は3874円だった。うー、高い。でもうまいアレができるんだったら安いもんだ。それにしても自然食品店マナの店主は、目を血走らせて「酒米くれー」と言った私を、米アレルギーの子どもをなんとかしようと必死な父親だと思っただろうな。ぬはは。
いま、仕込んでおります。