山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

『往復V』のシメをさらにさらに考える

何回も使ったテではあるけれど、ありものの8ミリ映像をつかって構成しようかという気分になってきた。
自分で撮影したのが中学生のときだから、なんと33年ぐらい8ミリをやっているわけだ。1/3世紀ってことになる。途中、何回も気持が切れたことはあったけれど、そのたびにいくつかの偶然に出くわして今にいたる。
すべての「作品には使用しなかった8ミリ映像素材」を保存していたら、たいへんな量になっただろう。いまは厳選して、50ftリールにまとめて段ボール箱に入れて保存している。それでも2箱ぎっしりだ。これをネタに、たんたんとつなげるだけでいいように思えてきた。『遠くへ』よりもさらに、さらっと、33年が走馬灯のように流れてくれればいいかも。
じつはこのテは『往復2』で使っている。しかし、そのときの映像素材の選び方とは、おそらくまったく異なる選択を自分はするだろうという漠然とした確信がある。やってみよう。
しかしこれはとても集中力を要求される選択とつなぎになる。ひとつ間違えても全体が崩れてしまうだろう。だがやってみる価値はある。明日は2週間ぶりに作業に集中できる環境がつくれるので、なにかひとつぐっとくるものが引き出せれば、さくさくとつながってくれるだろう。