山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

フィルム文化を存続させる会、設立


ラ・カメラでのCプロ上映を終えて中野に向う。
添付写真のように、集まったのは20人ほど。フジフィルムとの非公式の話し合いのレポや、宣言文の文案についての意見など、あれやこれやの発言があったのだった。とりあえず、これで会はスタートってことでよろしいかと。
それから、会の名称は「フィルム文化を存続させる会」ってことになった。より広い意味をもたせるという意図から「表現→文化」に変更し、また、より積極的に活動するという意味をもたせる意味で「の存続を求める会→を存続させる会」ってことにしたのでした。
ところで、この場では宣言文は採択されなかった。株主総会で言うところの「シャンシャン総会」にはならなかったわけだ。発起人に加わった大森一樹監督から、フジフィルムとの協調的な姿勢を要求されたのだった。もともと最初から敵対するつもりは、最初の発起人の誰にもない。しかし、おそらく「設立趣意書」の文を引き継いだ言い回しのなかに、トゲトゲしいニュアンスが含まれていたのだろう。そんなニュアンスを入れてしまったのは、私のせいかもしれない。
もとより、私はフジフィルムに対して「これまでシングル8をつくり続けてくれてありがとう」という感謝の気持ちはない。あるフォーマットをつくった会社は、当然、そのフォーマットを維持していく義務があると考えるからだ。
われわれは「お客様」なのだ。毎日通っていた食堂で、いつも頼んでいたメニューがなくなってしまうようなものだとしよう。「なんとか続けられないの?」と言っても、そのメニューをつくる専用の鍋がもう耐久限界にきてしまっているので勘弁して、と言われたとしよう。
さあ、どうしよう。