山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

発熱とシュールな夢


風邪でダウンして書き込み不能だった。まだ回復率60%ほど。
熱を出して寝ているといろいろと普段は見ないようなシュールな夢を見る。今回もなんとも抽象的な夢を見たのだが、ちょっと言葉で説明できないものだった。で、思い出したのが前回の発熱の時の夢。その時見た夢の1シーンが、あとで「あのイメージってのは、何かのマンガから来ているような気がする」とふと思ったのだった。異形の者たちが馬に乗って、荒野をしずしずと進んでいくさまを私が見ているという夢だった。いったいどんなオリジナルから触発されてこんな夢をみたのか、気になってしょうがなかった。
まず思ったのは鈴木翁二だ。彼のマンガ本は全部ではないけれど、ファンだと言い張れるほどは所有している。のちに山田勇男さん関係ルートで面識もできて、なんと夕張であがた森魚鈴木翁二、私の対談イベントをおこなったこともあった。さらに現在、オフノートという自主レーベルで進行中の湊谷夢吉カバーCDでも鈴木翁二さんは何か歌ってくれることになっている。
そこで全ページ調べてみたけれども、ない。
次に花輪和一(なんとこの人とも偶然飲んで会話したことがある。札幌在住つながりっスね)、さらに山野一丸尾末広をチェックして見つからず、あきらめていた。それが、しばらくして「あれだっ!」と思い出した。マンガではなかった。絵画と言えば絵画だけれど、添付写真の絵、これレコードのジャケットなのです。ジェネシスの「フォックストロット」というアルバム。まだピーター・ガブリエルがボーカルをやっていた頃のもの。あらためて見ると実に奇妙な絵だ。左の異様に鼻の高い男は下半身は女装しているし、右の男?の緑色に膨張した頭も不気味。
意識の底に深く沈殿していて、何かのきっかけにこういう「意味不明なもの」が吹き上げられてくるのだろう。
そんなふうな作品をつくれる人を天才というのだろう。私は天才ではないけれど、消費される作品ではなくて記憶に残る作品をつくりたいという欲望はある(←謙虚)。