山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

『銀河のどんぶり直し』1ロール現像上がり


何日か前に現像は上がってチェック済みだが、あらためてまとめて書き記しておこう。
予想通り、10分1コマでは雲の動きは動きとして見えない。しかし今は冬で雲の動きがない時期ではある。少なくても年に数日ぐらいは「一日を通して雲が一定の方向へとゆっくりめに流れる」という日があるはずだ。そういう条件の日は雲の流れがきっちり感知できるだろう。それぐらいでいい。あまりに雲のダンスが毎日ダイナミックだと、そればかりうっとりと見ていることになってしまう。そうではなくて、作者的には、今回は「地上の営み」にも興味があるので、これでいいだろう。撮影スピードは修正しなくてもいいと確信した。
また、私も予想できなかったところで、意外によかったことがある。一カ所だけ、とても強い街灯の光がある。添付写真はさきほどデジカメで8秒露光で撮ったもの。画面中央部の左上あたりに2つ、強い光源が確認できると思う。右はローソンの看板で、これは蛍光灯なのでじつはそれほど強くない。そのまわりに、はるか向こうの所沢の高層マンションの窓の灯りが見えるけれど、感度25ではつぶれてしまっている。で、その左の、府中街道の街灯が、きっちりと夜の闇の中にポツリと見えているのね。そして、このことが効いてくる出来事があった。昼から雨が強く降り、夜の半ばまで降った日があって、このたった一点の光の点が、みごとにガラス窓の雨粒によってゆらゆらしてくれた。これはラッキー。