山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

いかん、転落がクセになってる?


いい場所をみつけました。添付写真のような場所。遠くに三重四重の山並み。その下が小さめの地方都市的町並み。手前が柵なしで芝生。こういう条件がそろう場所はなかなかありません。
で、どうしようと昼日中、この場所でぼんやりと考え「そうだ、転落(のフリ)をしよう」と思い当たる。
どうもクセになっているような気もする。『バオバブのけじめ』では衝動的に橋から川に飛び込む。その『バオバブ~』と美学校内のコンペで競った作品(1シーンのみ撮影)では駅のホームから突き落とされそうになる市議会議員の役だった。さらにその前に出演した自主製作映画では、最後、ビルの屋上から飛び降りて自殺する役(映画内では飛び降りる直前までの描写で終わり)だった。
それでヘリまで歩き、覗き込み、バランスを崩して落ちるという演技をしてみた。かなり急角度の坂になっているが、3メートルほど下に柵があって、そこで止まることができる。
そんなことをどんな文脈で映画にするのか疑問に思うだろうけれど、これは山田勇男さんとやっている映像往復書簡作品『往復V』に使おうと思ったのだ。このブログが4月末スタートなので『往復』についての記述はこれが初めてになる。
『往復』は私と山田さんとの映像(8mm)のキャッチボールで成り立っている作品で、そもそもは1985年に始まった。5往復か6往復ぐらい映像をやりとりした後、まとめて作品として公開してきた。で、1999年、『往復IV』が完成公開した段階でいったん中断し、2年前ぐらいからまた再開している。今回私が返せば3往復したことになるので、完成公開はまだ先だろう。
山田さんからの映像をいただいたのが3月だったので、この映像を現像して送るともう9月になってしまう。ま、そんなペースでのやりとりです。あまり決まり事(締め切りとか)をつくらないでやりたいので。