回転ベッドでどうする
添付写真は前にも引用した写真集から。ホテル・ザ・リッチ403号。休憩2時間3950円と安いが大阪だ。都島区東野田町4-12-6だそうで。
回転ベッドは20年ぐらい前に施行された風営法で鏡張りとともに新規の設置を禁止されてしまったとのこと。それ以前にメンテナンスがたいへんで、経営者側にはさほどのメリットはなかったとも聞く。ユーザー側としても、それほどおもしろいものではなかった。話のネタに一度ぐらいは、ということで、かくいう私も一度だけ蒲田のラブホで試してみて「こんなもんか」と思ったことがあった。
しかしせっかく現存しているならなにかに使えないものかとは思っていた。そこで「人形とそのオーナーがラブホに入り、回転ベッドのある部屋で時を過ごす光景」ってのはどうかと思うに到ったわけだ。人形に着せ替えをしたり、髪型をいじくってみたり、おままごとみたいな食事をしたり、一方的な会話をしたり、ただじっと見ていたりするのだろう。
ラブドールではないから直接的な性的行為はないだろう。叩くとか縛るもないような気がする。いや、あるかもしれないけれど、妄想する側、映像にする側としての判断としては「なし」ということ。
そう言えば伽井さんのパフォーマンスでは人形をバラバラにしていた。そこからスライドして、生身の人間が演じている人形の、手とか足とかの部分だけマネキン人形のものを持ってきて、はずすという映像をつくってみるか。かなりエロティックかもしれない。でも知っている人は「なんだ川端康成じゃん」とシラケるかも。う~む。