山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

フェイブル(XBOX)


アメリカ製作のアクションRPGです。
アメリカ人のRPGゲーマーが日本製のものについて抱いている不満要素が盛り込まれている、そんな感じ。つまり「萌え要素」とか「かわいい系キャラ」がいないのです。登場キャラも白人と黒人で、東洋人キャラがいない(ウイザードリィのようなヘタな忍者とか出さないようにしたんでしょう)。
●短所から。
まず残酷です。ケースに「18歳以上推奨」と書いてあったので覚悟はありましたが、敵(人間)を斬撃すると地面を転がるものがある。「ん?」と見ると首ちょんぱしているじゃないっスか。しかも敵の首のあった場所から「つー」と血が噴出している。あーやだやだ。
それから人間ドラマが希薄です。裏切りとかあるわけですが、どうしてそうなったかの説明がイマイチ納得できない。もっといろんな、嫉妬とか、運命への疑義とかの葛藤を盛り込むのはさほど困難ではないはず。
●では長所へ。
海外製のゲームを「洋ゲー」と言って、その特徴は「不親切設計」でした。しかしこのゲームはちがいます。とても親切。次にとるべき行動を示唆してくれます。戦闘がアクションですが、その操作性を覚える段階も適切でストレスありませんでした。
また「洋ゲー」ゆえにいくつか日本製ゲームではありえない要素も新鮮でした。ひとつだけ挙げれば、主人公はタトゥー(入れ墨)を入れることができます。それも何種類か、顔面に入れるパターンもあります。「凄み」のパラメーターが上昇し、「(人々への)好感度」のパラメーターが下がりますが、さほどゲーム進行には影響ありません。
18歳以上推奨ゲームですので、残酷描写だけでなく性描写もあるようです。女性を口説いてセックスしたり、結婚することもできるようです。そこまでは何も驚きではないのですが、攻略サイトを見ていると、なんとなんと男性ともそれらのことができるらしいです。これはソソられました。私じしんはゲイではなく、男性とセックスしたこともないので、ゲーム中の自分の分身である主人公には、やらせてみたくなりました。疑似体験ね。でも、ゲーム中に出てくるキャラに魅力的な男性がいないなぁ。ハゲオヤジばかりで。
操作性もいいです。XBOXはボタンの数が多くて、右手親指だけで6個のボタン配置があります。これにアクションや魔法を配置して、覚えていけばまずまずストレスなく操作できました。
ラスボスまでもHPゲージが表示されます。
私は善人で通したせいで、いくつかイベントが少なくなってしまったようです。セーブデータを見ると最後のものが16時間超。死んでやり直しを加算しても20時間ぐらいでクリアできるボリュームです。きっとこれも選択肢を変更したりして、2周以上やるゲームなのでしょうね。やり込み要素もいろいろあるようだし。

さて『女神転生NINE』挫折からはじまったXBOXだけれど、2作品やったということで気が済みました。巨大な筐体は押し入れにしまって、次はWiiに移行します。6月5日の『風来のシレン3』まで、まだ時間があるので何かやってみよう。アクションRPGを続けてみるってことで『ゼルダの伝説トワイライトプリンセス』をかじってみようかと思っております。