原マスミ&山田勇男@目黒区中小企業センター
原マスミ。LP3枚とも持っています。ときどきしみじみ聞いていたりして。
その原さんが、同じように私が好んでいる映像作家の山田さんとトーク。それをビデオで記録するのが仕事。うれしい。
しかもトーク中に原さんが「そうですよねー」なんて私に声かけてくれたりして。
どちらも、心に指を突っ込んできて、ツボをぐりぐりしてくれる表現者なのです。どこも心にしこりがない人なんていないだろうけれど、しこりの度合いが強かったりして生きていきづらかったりして、そうするとしこりの解消を求めていろんな表現ブツを探索するわけです。なかにはそのしこりをほぐしてくれるような表現ブツもあるわけなので、そういう意味では表現ブツってのは薬なのですね。
私にとって、音楽の原マスミ、映画の山田勇男は、それに当たります。
ぐっと、ね。いくらこっちが防御していても、その隙間から突っ込んでくるのですよ。
いいんだそのしこりは、なんて思う間もなく、ああ、もう敵に押さえられて、情けなくも長く深い鼻息を漏らすしかないというテイタラク。
「原マスミ大全集」展が目黒区美術館で開催中です。ぜひ、見にいってくだされまし。