山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

シングル8比率はけっこう高い

neoneo坐で上映した作品がシングル8であるかスーパー8であるか、その比率を調べてみよう。アニメーション80プログラムの上映のときは思いつかなかったので、私のセレクションプログラム12作品ではどうだろう。
『犬の棺』シングル8
『風がふいている』シングル8
『破壊する光は訪れる』シングル8
『夢主人』シングル8
『無垢の歌』スーパー8
『光』シングル8
『斑点』スーパー8
『二番目のしあわせ』シングル8
『逆行の夏』シングル8
『青き零年』シングル8
『幻花』スーパー8
『僕の新婚旅行』シングル8
なんと、12作品中、9作品がシングル8という高比率だ。私の3プログラム6作品はすべてシングル8だから、これを加算するとさらに大きな比率になる。
もちろんシングル8だからという理由で評価が高いわけではない。
PFFの映写技師をしていた1985年ぐらいに、だいたいシングル8が55%で、スーパー8が45%だと計算したことがある。この比率よりも圧倒的に多くのシングル8作品が上映されたということは、シングル8ってのは「後世に残る作品をより多く生み出してきた映像フォーマットである」ということになる。
しかし、それにしてもneoneo坐まで来たフジフィルム社員というが気になる。受け付けとのやりとりの詳細はあとで聞いたけれど、意図がわからない。いや、単に上司の命令で、ホントに8ミリ映画の上映会がおこなわれているのか確認にきたというならそれでいいんだけど、相手がフジと名乗って、しかし所属部署も個人名も名乗らなかったということは、私が今後フジフィルムとの交渉の場に参加したときに、一回は、自分の名を名乗らないでいいというアドバンテージをいただいたような気がするのですがいかがでしょう。フジであると言ったにもかかわらず、名刺を置いていかないというのは、敵対的ではないけれど、友好的とは思えない。来月のラ・カメラにもどなたかいらっしゃるのだとしたら、ぜひとも名乗ってもらい、上映後の場にも参加してもらいたい。大衆団交のようにしないことは保証いたしますので。ぜひ。