山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

バルセロナ上映


政治的な指向はインターナショナリズムなんだけれど、こと自作品の公開に関しては国粋主義者な私であります。外国語のメールは内容を見ずに削除したりしてしまう。
なのに、誰だっ、私の電話番号を教えたのはっ。電話を取ると英語、しかも女性。英語アタマが錆びつているので、とっさには切り替え不能。観光地でモノを売りつけられる日本人のような対応しかできない。なさけない。
というわけで5月14日に日本のアンダーグラウンド映画ということで上映します。バルセロナ現代文化センターとかいうところ。プログラムは、
DRIFTING VM (Yamazaki Mikio, 1990),(9 mins, Color)
ESCAPING LIGHTS (Harada Ippei, 1992),(13 mins, Color)
ECOSYSTEM 9: A Quicksand Eclipse (Koike Teruo, 1993), 13 mins, color
STREAMS (Yonaha Masayuki, 1997), 26 mins, color
EMPEROR TOMATO KETCHUP, ShujiTereyama (Runtime: Japan:27 min (1971 version)
これ、寺山がテレヤマになってますよ。いいね、照れ山修司。いきなりお笑い芸人っぽくなる。
海外上映を軽視するのは「世界のどんな場所でも等価である」みたいなパンク的な態度から来ているのだけれど、もひとつ、作品でコトバ(日本語)を使っていることが多いためでもある。意味を伝える困難さを考えると、積極的に海外上映をしていきたいような気分にならない。
あとは上映に立ち会いたいという強い気持ちがあるので、海外だと渡航費用が出る訳じゃないし、イメフォフェスの大阪は自腹で行ったけれど、ただ作品を送って、あとでカタログをもらうだけでは不満だ。ただ経歴のハクにしかならないなら、積極的にやりたいとは思わない。こんなところが理由ですか。
(添付画像は『VMの漂流』。なんだかんだでこの作品は一番多く海外で上映されている。と言ってもアメリカとヨーロッパ、オーストラリアの範囲内だけど)