封じ込められた植物
那覇で撮った写真を見ていたら、これを紹介しそびれていたことに気づいた。
沖縄は植生がちがう。東京だったら石壁づたいに繁っている蔦が、沖縄ではとても小さな葉を持つものが主流になっている。葉が小さいので、見た目の密集度がちがう。びっしりと生えていて、ちょっとした隙間にも侵入していくような勢いが見てとれる。
さて写真のモノは、パネル型の看板。アクリルで印刷物をはさむようなしくみになっている。その隙間にこの沖縄のツタ性植物が入り込んだのですね。それが、草むしりとかで植物の本体は撤去されてしまい、パネルの中に入り込んだ部分だけが枯れて、押し花のように残っているわけですね。
なんか、一見、こじゃれた美術作品になっています。
採集場所は県庁そばの民宿、コバルト荘近く。