山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

PKD『偶然世界』


スマン、80ページぐらいで挫折した。
ディック本人が認めているように『非Aの世界』などのSF作家、ヴァン・ヴォート(発音的にヴォークトは誤りなのでこう書きます)の影響が強い作品。
ヴァン・ヴォートだけに限った作風ではないけれど、50年代アメリカ産SFには、露出オーバーの白っぽい画面のままに疾走するようなハイスピード展開のものがいくつもある。この「偶然世界』もそんなタイプのSFなのです。
私は中学生、高校生のときはそんなSFも好きで楽しく読めたのだけれど、ここんところめっきり苦手になってきてしまった。なぜでしょうかねぇ。
ま、以上は挫折した言い訳であります。