スマン、80ページぐらいで挫折した。
ディック本人が認めているように『非Aの世界』などのSF作家、ヴァン・ヴォート(発音的に
ヴォークトは誤りなのでこう書きます)の影響が強い作品。
ヴァン・ヴォートだけに限った作風ではないけれど、50年代
アメリカ産SFには、
露出オーバーの白っぽい画面のままに疾走するようなハイスピード展開のものがいくつもある。この「偶然世界』もそんなタイプのSFなのです。
私は中学生、高校生のときはそんなSFも好きで楽しく読めたのだけれど、ここんところめっきり苦手になってきてしまった。なぜでしょうかねぇ。
ま、以上は挫折した言い訳であります。