メタルマックス4 月光のディーヴァ(3DS)

プレイ時間は80時間ほどで、クリアしていない。『メタルマックス3』に続いて今度もラスボス撃破はギブアップ。
作者である宮岡寛は初期のドラクエのスタッフだった人。だからゲームの根幹の部分にドラクエ的なものへのアンチテーゼが含まれている。そして、個人的な感想ではあるけれど、宮岡寛の方が堀井雄二よりも物語づくりはうまいと思う。堀井雄二からはどうしても少年ジャンプ的な枠組みから抜け出せていないお話しか出てこないようなので。
ストーリーの根の部分にあるのは最初から変わらず「人間とアンドロイドは共存できるのか」というテーマ。まさに『ブレードランナー』だ。そう、基本的にはSFなのね。
弱点を上げるとしたらグラフィックだろう。描き込み、挙動の描写など、スーパーファミコンかプレイステーションのレベルだ。しかし、リアルに描写したらグロくなってしまうような部分もデフォルメされているためグロくならないという利点もある。
だから脳内で補完していくまでちょっと時間がかかるが、なじんでしまえばストーリーのおもしろさに惹かれていくはず。
おもしろくプレイできたが(と言いつつクリアしてませんが)、衰退の一途をたどっている日本製RPGのことをしきりに考えた。まだまだやれることはたくさん残っているんじゃないかな、と。