山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii)


ひとりで黙々とやるゲームではなくて、友だちとワイワイ野次を飛ばし合いながらプレイすると楽しいタイプのゲーム。
ここで私なんかが感想書くようなシロモノではないタイプのゲームなのだけれど、思うところがあったのであえて書きます。
世の中にはきわめて多数のビデオゲームが存在していますが、この「大乱闘スマッシュブラザーズX」が優れているのは一行で言ってしまうと「大雑把にプレイしても楽しめることを、非常に緻密につくってある」ことです。
これだけではプレイしたことのない人には何のことやら伝わらないので補足すると、緻密にプレイして楽しめるように緻密につくり込んだゲームはいくつも存在しますが、それらは得てしてマニアックなゲームになってしまいます。また、その反面、大雑把にプレイするしかない、大雑把なつくりのゲームも多数存在します。
大乱闘スマッシュブラザーズX」は、緻密なゲームバランスを求めてやり込むことにも応えてくれるし、テキトーにボタンを押していてもなんとなく楽しめるようにもできているのですよ。これはたいへんよくできた娯楽アイテムだと思う。
これって娯楽映画についても言えることで、有名俳優を揃え、金をかけた見所をエ演出し、ストーリーも練り込まれていたりしているのだけれど、なんとも重たく、こってりし過ぎている作品があります。
「これは何回も見たい」と思わせる娯楽映画ってのは、どことなく大雑把な部分があって、それがいい「軽さ」を生み出しているのですよね。

さて、私は当初、ソニックを使用キャラにしていました。任天堂セガとが、世界的レベルでゲーム機市場のしのぎを削っていた90年代初めを知る人間としては、任天堂の看板キャラであるマリオと、セガの看板キャラであるソニックが、同じゲームのなかで対戦する日がくるとは思いませんでした。
しかし遊んでいるうちに、使用キャラがワリオになっていきました。ワリオとはマリオの悪のバージョンキャラで、バイクを乗り回すモロ悪オヤジです。しかもニンニク臭い。さらに放屁で攻撃したりするお下劣さ。丹下段平を「理想の自キャラ」と思っている私にとって、けっこう気に入ってしまったのでした。(添付画像左からソニック、マリオ、ワリオです)