葛葉ライドウ対アバドン王(PS2)
これまた女神転生(メガテン)シリーズのひとつ。
2ヶ月半かけてゆっくり遊んでクリアしました。
アクションRPGで、ストーリーは伝奇ロマン。大正20年という設定の世界なので、パラレルワールドというか「ありえない過去の別時空での話」という、いくつか見かけるような世界設定です。
「虫と人間が交尾する」という想像するにグロい設定があるのだけれど、もちろん描写はない。
「なぜそんなことになったのか」というあたりをこってりやってくれると物語としての厚みが生まれたのだろうけれど、そこらへんは語りつくしていませんね。いろんな謎の解明は「2周目以降でよろしく」ということなんだろうけれど、そういう構成はズルいよー。2周目する気がないと、ちとストレス溜まるかも。
物語の緻密さにこだわらない、かつ、あれこれ一直線にストーリーを進めるのでなく、寄り道することに面白さを感じるのであれば、その期待にはじゅうぶん応えてくれます。
「別件依頼」というサブクエストが100件近くあって、それをマメにこなしているうちにどんどんレベルアップしたり、武器など鍛えられるというバランス設定。
前作『葛葉ライドウ対超力兵団』からは着実に進歩した作品です。
持ち味はこのB級ぶりであって、そこを軸に幅をひろげた感じ。