山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

神取忍と吉田万里子@LLPW2008.10.5後楽園


神取も吉田もデビューから20年以上のキャリアをもつベテランだけれど、「お手合わせ」はこれが初めてだという。
この日はタッグマッチ、神取忍・植松寿絵vs吉田万里子エスイ。だから神取と吉田のからみはごくわずかな時間しかなかった。しかし、
「!」
驚いた。名勝負の予感がするではないか。見ていてゾクゾクっと来た。この感覚は男子プロレスを含めても、年にそう何回もあるものではない。
プロレスは基本的にはひとりではできない。だから、酒とつまみの相性のように、たがいに相乗効果をもたらす組み合わせもあれば、打ち消し合って相殺してしまうような組み合わせもある。
神取は「剛」、吉田は「柔」。そのプラスとマイナスがうまく噛み合っている。
因縁で盛り上げて、情念を吐き出し合うような女子プロレスの名勝負の王道ではないタイプの試合がつくれそうだ。