立川活断層を探す
前に「立川あたりの土地が隆起したために多摩川の流れが変わった」と書きました。それに関連がたぶんあるだろうと思われるのが「立川活断層」です。
ただの断層じゃないっスよ。活断層です。生きているんです。しばらくしたらまたズレて大地が揺れたり変形したりするのです。
こいつが前に「足払い」をかましてくれたのは1500年前だそうです。その頃はまだ足払いされる人間の数も少なかったでしょうね。つぎに足払いをしかけてくれるのは何年後でしょう。明日とかだったら、1500年前とは比較にならないほど多くの人間がかまされてしまいます。
でも1500年のあいだに自然のちからと、人間のアリさんのような努力とで、地面は整形されていて、断層の亀裂を視認することはできません。
画像(ピンボケ)はかつての日産村山工場の土地の南にひっついている道路。カメラは西を向いています。地面が少し下っているのがわかります。これが、立川活断層なのね。わかりにくい。
お釈迦さまのてのひらだと思っていたら、じつはそこはぴったりくっつけていた指と指のすきまで、ときどき(5000年に一度とか)もぞもぞ動かしたりするわけですな。