山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

ブラジル+朝鮮+8mm


通訳つきの8ミリワークショップをおこなった。
場所はさいたま市朝鮮学校。対象としたのは、その朝鮮学校の生徒さんと、あとは群馬県太田市にあるコレージオ・ピタゴラス、埼玉県鴻巣市にあるセントロ・エドカショナル・カナリーニョ というブラジル人のための学校の生徒さん。
ちなみに画像の左ふたりがブラジル人中学生、右のカメラを持っているのが朝鮮学校の小学生。
なんでこんなことになったのか、経緯はよく知らないけれど、あとでふと思ったのは「そうか、朝鮮学校って、日本人の学校と交流するのがけっこう困難なのかもな」ということだ。児童厚生の職員をしていたときも、異文化交流めいたことはできるかぎりやっていたけれど、あくまで自分たちの施設のなかでのことだった。命令系統がどこまで上にいっても一致しないところと交流するのは困難だ。まして、朝鮮学校はあれこれと風当たり強いだろうし。
在日朝鮮人の子どもたちと、在日ブラジル人の子どもたち、そこになぜ8ミリが放り込まれるのか。これを考えたのは、東京芸大先端芸術学科の学生さん。
そんなわけで、この2008年真夏のさいたま市の一角にて、ブラジル+朝鮮+8ミリという不思議な組み合わせが現出したのでした。
こんな冒険的な試みに力を貸していただいた日本コダックさんとシネヴィスさん、ありがとうございました。