山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

『風来のシレン3』は失敗作


ゲームの基本は快楽。この「不思議のダンジョン」系ゲームの場合はアクションゲームではないので、快楽のポイントがちょっと異なる。
簡単に言うと、偶然にも左右されるのだが、小さな積み重ねによって、ある時にそれまで不利だった状況が一変するダイナミズムだろう。そして、とんでもない状況に追い込まれているのに、なぜか笑えてしまうようなユーモア感覚。
それが、ない。これは致命的。
というか、そうなるかもと予想はしていた。『トルネコ3』をつくったチームだという不安材料が的中してしまったのだった。
ゲームの肝心の部分を仕切っている人が、根が陰湿なのではないだろうか。プレイを重ねていくうちに、じわじわといやな感じが蓄積していく。これは『トルネコ3』と同じ感覚だった。
待ち望んだぶん、失望も大きい、とも言えるかも。あまり期待しないでやれば、そこそこは楽しめるかもしれません。
でもひとつ言いたい。
勝手に前作とルールを変えるな。
ルール変更するなとは言わないけれど、劣化(ゲームの快楽を減少させるようなかたち)の方向で変更するのはユーザーとして許せないし、ゲームの作り手としてはダメでしょう。
高値で売れるうちにとっとと売り飛ばすことにします。