山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

記憶は水のなかに沈んでいる


「ここは通学路です」という表示なのだろう。しかしひび割れている。そのひび割れかたが、どこか脳内で剥落していく記憶のかたちに似ているように思う。
兄と妹、という感じの人物2名も、部分が剥落して、地の色である水色に浸食されている。それが、記憶が水の中にひたひたと沈んでいるように見えたりもする。
あったような、なかったような記憶。
甘くも苦くもないけれど、ただ切なくぐっと胸せまるような、何かを喚起します。