山崎幹夫の各種センサー

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『ペルソナ3フェス』(PS2)


な、な、なんと総プレイ時間が170時間(本編130時間+後日譚40時間)。シミュレーションゲームではなく、これは純然たるRPGなので、このボリュームは凄い。5か月かかったから、平均すると一日に1時間はプレイしていたことになる。
なかみは女神転生シリーズから枝分かれしたもの。ちなみに私は『ペルソナ』(PS)は途中で放棄した。『2』もやっていない。
ではいつもの通り、長所短所を。
[長所]
バトル部分のテンポがいい。これは『真・女神転生3』ゆずりの秀逸なプログラムを継承しているのだろう。
通常ゲーム全般では軽んじられる「死」をテーマにしたところは、シナリオの練り込みが足りないところが散見されるが、評価できるだろう。
恋愛シミュレーションっぽい側面が取り入えられているのだが、そこで安直にウケ狙いに堕落することがなかったので、物語が最後までダレなかった。
[短所]
あまりにも登場キャラが多すぎ、それに物理的に2周しないとすべてのエピソードを見れないというのはマイナス要因。
シナリオは丹念にマイナス要素を取り除いているのがわかるけれど、言いたくないが「必然性」のないエピソードが多過ぎる。ま、しかしそれら雑然と提出された要素から、プレイヤー各自が物語を紡げばいいわけだけれど、それにしても強引すぎると思う部分がいくつかあったなぁ。