山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

看板によって記憶が喚起されることもある


本日のネタはなんてことない、ちょっと錆びた看板。ボーリング場のものですな。
どこもヘンなところはないわけだけれど、これ、個人的には「あっ!」と思ったのだった。
この久米川ミナミボウル。ボーリンングブームのときにできたのだけれど、ブームが去ると同時に閉場してしまったのだった。それはおそらく35年前。
そう、この看板はその主を亡くしてから35年も、ひっそりここにいたのだ。
久米川ミナミボウルは府中街道沿い、八坂神社の向かいあたりにあった。そこは現在マンションになっている。
写真の看板はおなじ東村山市内だが、ちょいと離れた「恩多辻」のそばにある。
たまたま通りかかった私は「お、ミナミボウル。そういえばあったなぁ」となつかしく思ったのだった。
そういうふうに、記憶の奥底に沈んでいる記憶が、こんな看板ひとつによって水面上へと引きずり出されることもある。