山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

東京は坂が多い


札幌の「サッ・ポロ」はアイヌ語で「乾いている・広々とした(ところ)」という意味だ。
乾いて広いところってのは、小学校か中学校で習った「扇状地(せんじょうち)」ってやつですな。関東平野の場合は利根川や荒川によってつくられた扇状地になるわけで、その南部が富士山の火山灰のせいで水はけがいい地質になって乾いた=都市化に適した場所になったというわけなのだろう(←調べないで書いてます。間違ってたら恥ずかしい)。
で、扇状地であるからには、水源に近い方が標高が高くて、下流方向へと傾斜しているわけだ。札幌の場合、見た目は真っ平らなようでいるけれど、北から南へと自転車で走っていると、行きと帰りとではあきらかに体力の消耗度が違うことが体感できる。
東京の場合は、何段階かにわけて、まるで巨大でゆるやかな階段のように海に向かって下がっていく。普段電車でしか移動していないと、このことはわからない。意外と、放射状に延びる私鉄電車各線の運転手こそ、このことを実感しているかもしれない。
自転車移動していると、いかに東京には坂が多いかを実感する。そして微妙な道の傾斜が、その路地の味わいを作り出していることもわかる。そこらへん、どうにかして映像で表現したいものだ。