山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

路地コレ、世田谷区


現場に行って思い出したのだが、ムエン通信の路地の世田谷区のページの左上は「田園調布5-35」になっている。これは「世田谷区玉川田園調布」か「大田区田園調布」のどっちだ?という指摘があったのだった。調べて訂正しようとして、すっかり放置していた。指摘してくれた人、ごめんなさい。今日、訪問してみたところ、これは大田区田園調布でした。しかし路地を進んでいくと「世田谷区玉堤」になるので、混乱してしまったのでした。
ところで今回の路地ベスト87再チェックは、自動車に折りたたみ自転車を積んで現場近くに路駐し、あとは自転車で路地を走りながらDVカメラ(キヤノンFVM20)で撮影するというスタイルをとっている。
しかしそれを今日、疑問に感じた。なんだか「サクサクとこなしていく」という感じに陥っている。青梅街道、環8、環7の渋滞にもうんざりイライラしてきた。離れたところに散在している路地は見てまわったので、これからは路地の大票田とも言うべき品川区、北区が残っていることもある、自転車のみで移動することにしようかと思ったのだった。
つねづね私は「映画体験は家を出て、電車に乗り、映画館にたどりついて映画を見る。そしてどこかに寄ったりして帰って眠りにつき、翌朝を迎える。そこまでのすべてが映画体験だ」と言ってきた。研究や紹介のためなら試写室という特別な場所で見ることが要求されるかもしれないけれど、記憶に残るのは、その映画までに辿り着き、映画が終わってからの余韻の過ごし方にようって醸成されるはずだ。路地についても同じことが言えると、今日、思い当たった。