山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

現代美術展のようなかたちで実験映画を見せる案


ラ・カメラのオーナーである島本慶さんがだいぶ以前に「東京ドームを借りて、フィールド内にテントをたくさん張り、その中で映画を上映したらいい」と言っていた。それを聞いたときはイメージするのが難しかったのだが、横浜トリエンナーレの展示のしかたを見ているうちに、そんなかたちもありだと思うようになった。
たとえば、場所はツブれた大型カラオケボックスなどがいいだろう。ひとつのボックスで1作品、ずっとループで映写し続ける。観客はボックスからボックスへと自由に移動する。そのためには1作品は5分ていどの短編であることが必要だろう。途中から見てもいいような作品であることが必要だ。しかし物語映画でもいい。5分で物語映画というのはとても難しいが、無理ではない。逆に、その長さでつくれるということは、テクを見せつけることになるので、プロモーション的にはいいかもしれない。
メイン会場は畳敷きになっていて、寝転んでダラダラ見れるような感じだといい。飲食物持ち込み自由だ。上映しているのは山本安徳『pulse』で決まり。これはトータル50時間以上ある個人映画なのだ。メイン会場では観客が入ったときと出たときに記録をつけ、見事、全ロールを見た人は、それを達成ししだい、賞状を渡し、場外に貼り出す。キリ番ゲットの人にはレアな品が進呈される。
そんなことを妄想させる浜トリでのナカニワ上映。寒くなるにつれ人がいなくなるかと思いきや、添付写真のように増えている。しかしガマン大会状態です。毛布にくるまってミノムシ状態。ヒーターのそばならあたたかいけれど、過剰にあたたかかったりもして、結局はヒーターそばで立ってみる人が後半多かった。