山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

自主製作時代劇に出演リハする

早稲田大学の学生さんのつくる自主製作映画にチョイ役で出演することになり、戸山公園でリハーサル。 これ、なんと時代劇なのね。私はしょっぱなに主人公を斬ろうとして、返り討ちにあってしまうという役。 たまにこんな感じで役者として自主製作映画にかか…

匂いで街を記述するような映画

家のとなりのアパートの脇にちいさな山椒の木がある。ふと目をやると葉っぱが一枚もない。丸裸状態だ。「おやおや」とよく見ると、アゲハチョウの幼虫がいる。こいつが食べ尽くしてしまったのだな。しかし葉っぱはもうない。幼虫は、よくみると表面がデコボ…

『8マニュ2006web版』公開に向けて

『8マニュ2005』の文字データを無料スペースに置いておいたのは、ちょっと前のことだけれど、そこにリンクを貼って「ああ、これでもう印刷や納品、精算(まだ終わってはいないけど)はないのだ」と、ちょっとさびしいような気分でいた。 しかし「文字データ…

8ミリお稽古教室第5講

第5講ではスヌケの8ミリフィルムに直接描くというダイレクトアニメーションをやった。 8ミリの1コマは小指のツメの半分ぐらいしかないので、拡大鏡があって、器用な人でないとアニメらしい絵は描けないだろう。しかしよい作品をつくるのでなく、みんなで…

オーディオの快楽は音圧の快感

10年近く前のこと、それまで使っていたアンプが故障した。アンプはオーディオ構築においては「精神」の部分になる。つまり、パワーよりもむしろ世界に対する態度や、自然に醸し出される色気の決め手になる部分。 故障したアンプはサンスイの607αというやつで…

CDプレーヤーも末期に入っている

ちょいと前にDVDプレーヤーを物色していることを書いた。 でも、主な用途はCDを聴くことだったのだ。DVDプレーヤーとしても使えれば便利かと思ったわけだけれど、メイン用途がCD再生ならば、やはりCD再生専用デッキを買ったほうがいいということがわかった。…

フジSD20の不調原因をあれこれ調査する

8ミリ映画の映写にはエルモGS1200が定番だけれど、こと音声の録音に関してはフジSD25かSD20がいいとされている。 じっさい、私もあれやこれやと映写機をいじくってきて、映写はもちろんエルモGS1200だけれど、録音ではフジの映写機を使用することが多かった…

8ミリ界の悪人襲撃計画

最初にはっきり書いておくけれど、レトロ通販のK氏のことではないですからね。本日のブログタイトルを見て早合点した人はがっかり、ご当人は安心して以下を読んでください。 さて、先日、野田真一郎さんの8ミリ自家現像ドキュメンタリー『じかげん』の解説…

8ミリ映写機をインテリアにする発想

古いエルモ製のダブル8専用の映写機がやはり動かない。 これまたタダでもらってきたものだから、捨てることに未練はない。「解体して燃えないゴミかな」と思った。 そこでふと気づく。これ、実用にはならないけれど、喫茶店とかのオブジェとしてなら使える…

映写機修理をコツコツと

『往復V』が、というより20年の『往復』シリーズが終わったということで、身体に毒がまわったかのようにだるい。 しばらくは8ミリ撮影と編集はしたくない気分。 そういう場合の気晴らしにと、8ミリ映写機のチェックと修理をしている私は、よほど8ミリに淫…

『往復V』のシメ、完成

映写してみるとすぐムダな箇所を発見。20秒ほどある冒頭部の冗漫なところを切り捨てて完成とする。 音声的にも問題はなかった。 このあと、これを山田さんに送る。いままで送ったものはすべて山田さんのもとにある。私のてもとには山田さんからの6信ぶんの映…

『往復V』なんとかつなげ終わる

つなげ終わったが未チェックだ。それは明日の作業にしよう。 さて、50ftリールに巻いてみた。 残念! 3周ぶんほど多め。ということは6秒ぐらい削ればいいわけなので、明日のチェックにてよけいなところを発見して削ってしまおう。 ふと部屋の隅を見ると添…

『往復V』のシメの編集、1秒も進まず

添付写真は20リットル入りの「燃えないゴミ」の自治体指定袋。ここにぎっしりと捨てるフィルムが入っている。この写真を撮ったあとも、ムラムラとした衝動に突き動かされ、はさみを差し込んでさらに切り刻んだ。精神分析すると、どんな解釈になるんでしょう…

指を負傷して正気づく

さすがシングル8はPETベース。もちろんスーパー8のように指でちぎれないから、はさみで切断するわけです。しかしがばっと掴んで切ろうとすると、はさみが負けてしまう。それでも何かに取り憑かれたように作業をするものだから、気づいたら指がすりむけてい…

さらに『往復V』の作業を続ける

本日の進展は48秒。 48秒ぶんしかつなぎ足せなかった。まあ、しょうがない。 これまでの『100年後』『往復ll』『遠くへ』では手をつけなかったような8ミリ映像保存素材にまで手を出す。それは例えば、木炭をつくる過程を記録したフィルムであったり、学童ク…

『往復V』のシメの編集にとりかかる

昨日のコンセプトにしたがって、1日がかりで約1分ぶんだけつないだ。導入部はすでに撮影してある(シングル8廃絶のページを表示したパソコン画面など)ので、そこからの流れにしたがえばいい。 使わなかった映像を取り出しヴューワーにかけてみると、『極…

『往復V』のシメをさらにさらに考える

何回も使ったテではあるけれど、ありものの8ミリ映像をつかって構成しようかという気分になってきた。 自分で撮影したのが中学生のときだから、なんと33年ぐらい8ミリをやっているわけだ。1/3世紀ってことになる。途中、何回も気持が切れたことはあったけ…

人が死んだあとは夕焼け

高田馬場駅前の芳林堂のあるビルを出ると、街ぜんたいにオレンジ色のフィルターがかかっている。 天頂まで染まるような雄大な夕焼けだった。見回すと、携帯電話のカメラで撮っているひとがチラホラいる。「私もいま持っているデジカメでこれを撮ってしまった…

『往復V』のシメをさらに考える

『往復』シリーズの最後になる『往復V』をどうシメるか、あーでもない、こーでもないと、脳内で悶々としている。10月にラ・カメラで公開することに決めたので、今月中には決着をつけなくてはならない。 『往復』の終わり方には、3つのパターンがあることは…

野田真一郎『じかげん』の実況・解説をする

来月のはじめに、映画美学校の映写室を使って「美学校映画祭」が開催される。そこに出品される野田真一郎さんの『じかげん』という作品の解説ナレーションをおこなった。 この作品は、2004年の10月から11月にかけて、多摩市の永山公民館で、TAMA映画フォーラ…

ホームムービーの日2006紹介

昨年もレポしたホームムービーの日。今年は8月12日の開催とのこと。 現在、世界6カ国、57会場での開催が決定してるらしい。日本では、以下の6カ所。北から書いていくと、 弘前=会場:元ギャラリーどcafeユパンキ(弘前市銅屋町63-8) 長野県長野市=会場…