山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

編集作業開始

いよいよ編集作業を開始する。 まずは手を洗う。『8マニュ』にも書いたことだが、フィルムを直接触りたいという気持ちがある。それがこちらの欲望なのだから、ひんぱんに指先の油を落としながら編集作業をすることにしている。 ヴューワーはゴコーのノンフ…

山ちゃんの誕生会

昨夜はneoneo座のあと、森崎偏陸さんのうちに行く。ヘンリクさんは寺山修司の映画作品の助監督をつとめた人で、私の商業映画作品『プ』でも助監督をしてもらった。で山ちゃんというはジャズマン、『プ』の後半部撮影や『アンモナイトのささやきを聞いた』で…

音楽自作への試み2

(下から続いてる感じで) ようするに音楽を突出させたくはないという気持ちがある。あくまで映像が主体であり、音楽はサポート。だからメロディにあたる部分、つまり観客の感情にじかにアクセスするところは映像が担っているので、音楽はリズムとコードのみ…

音楽自作への試み

添付画像はまるでヤフオク出品画像みたいだが、プレステソフトの「音楽ツクールかなでーる2」というもの。あれこれ調べているうちにこのソフトを知り、ヤフオクで680円で落札したもの。 そもそも、マリオペントで音楽をつくったことがあった。具体的には『…

『猫夜』を思い出す

昨日撮了の『バオバブのけじめ』で私の『猫夜』の1カットを撮影した場所が使われということを書いた。その時にカメラを回していた神岡猟はもうこの世にはいない。そんな事情もあって、撮影現場での待機中、神岡のことを思い出したり、この橋をふたりで通っ…

『バオバブ』クランクアップ

『バオバブのけじめ』最終日。私の演じる主人公の父親役の男が、橋から川に飛び込むシーン。飛び込む橋と飛び込んでバシャバシャしている橋は別の場所。添付した写真は橋から飛び込むシーンを撮った場所。クリックして拡大すると、橋の下に段ボール箱を組み…

『バオバブ』6日目

京王線の電車内(許可をとり、使用料を払っての撮影)のあと、葛西のマンションへ。添付画像はそこでの撮影のようす。 ここは葛西の駅から徒歩で15分ぐらいかかる場所にある。スタッフに先導されて歩いていって「ここです」とそのマンションを指さされた時、…

『バオバブ』5日目

昨日は撮休日だったので、スタッフも元気を取り戻しているように感じる。 私は「そうだよな~」と遠い目で思い出したりするのだった。勢いで徹夜を2日ぐらい続けることはできるけれど、そうするとモーローとしてきて、それはそれで気持ちよくなるし、そうな…

ニセ広島弁

『バオバブ』での私の役は富山から出てきた父親。当然ながら富山弁。『極星』『猫夜』を見てくださった人だと、それらの作品のなかには富山で実際に撮ったものが含まれていることを知っているだろうけれど、富山弁ということまで意識してはいなかった。なの…

『バオバブ』3日目

今日は私が出ていないシーンでの特別出演として、美学校講師の万田邦敏さんが来て、警察官の役をやったとのこと。 3日目になると当初のぎくしゃく感も取れてきつつある。しかしスタッフの疲労もつもってきているのが見える。 ドラマのつくりかたとしてはと…

『バオバブ』初日

初日はいきなり鎌倉の七里が浜。電車時刻表の調べ方を間違えたのか、それとも「高崎線の事故の影響で湘南新宿ラインに運休が出ています」と車内に流れていたのがドンピシャだったのか、遅刻してしまう。初日に遅刻とは面目ない。おおいに恥じる。しかし出番…

コダクローム40の特質

コダクロームの発色を鮮やかと昨日書いた。それにこれまでさんざんそうしゃべってきた。しかしそれは間違いだったようだ。ここに自己批判します。 正確には「独特」なんですな。鮮やかなのはフジの方でしょう。確かにそう。とくに赤の発色が濃すぎるほどに濃…

コダクローム40生産終了

代替品として発売されるエクタ64の画質の特性をあとで調べてみよう。それにしてもスーパー8の利点がひとつ減ってしまったな、というのが正直な感想だ。コダ40には白くヌケるはずの空が緑色だよ、などをはじめとする(なくなってしまうので深くは追究しない…

『バオバブ』衣装合わせ

自主製作というか、映画専門学校の実習に過ぎないのだが、省略することなく、基本的な手続きに沿って映画をつくりつつある。 今日は衣装合わせ。 昼は『スターレーン』の、写真コマ撮り部分と、旧所沢市役所での長いショットの間にはさまるかもしれないシー…

「スターレーン」コマ撮り

タイトルと自分の名と2005のプリントした紙、地図の上をコンパスで円を描くところ、そしてできあがってきた写真のコマ撮りをする。 レフランプを前回の「武蔵野ブラウン運動」のラスト、スターレーンのピンを自宅から見た目からズームバックして、部屋の中で…

『バオバブのけじめ』読み合わせ

映画美学校制作の16mm映画『バオバブのけじめ』に、主人公の父親役で出ることになった。主人公は大学生。リアルせがれは5歳だが、まぁ、年齢的にもギリギリ大学生の息子がいておかしくはない。そもそも『猫夜』のカズマサくんだって、もう大学生の年齢になっ…

「スターレーン」ラストシーン

雨が降り始めたが、かえって好都合。建物の内部と外との絞りの差が少なくて済む。その方がいい場合とそうでもない場合とあるだろうけれど、差が少ない方がいいと考えることにした。 選んだ建物は所沢市の昔の市役所。今はシルバー人材センターや、福祉課や青…

「スターレーン」のオチ

タイトルは『スターレーンをめぐる円周軌道』にした。周回よりも円周の方が、ほんのちょっとだけれど意味の伝わり加減がいいような感触があるので。英訳タイトルはAn Orbit around Starlanesでいいだろう。 で、オチの部分をどうするか、つらつらと考えてい…

完成まで17年の映像作品

今日は自分の作品リストに入るものではないが、1988年から1993年にわたってビデオで撮影していたものが、なんとかまとまって、どういうかたちになるかは未定だけれど、とにかくつながったというので確認に行く。 東芝EMIからの発売になってもいいだろうし、…

「スターレーン」撮影ほぼ終了

昨日まででトータル16か所。18か所という目標はあと2か所で達成できる。そこで、地図を見て、欠落している方向を調べた。北は昨日で充実させたし、東はマンションで遮られて物理的にムリ。となると南の松ヶ丘あたりをていねいに探すべきだ。 車で動いていて…

「スターレーン」撮影進行

伊藤高志さんのサンシャインビルぐるぐるの実験映画(まだタイトル調べてない)と今回のコンセプトの違いを比較するために、2~3秒ほどスターレーンの屋上のピンを撮りつつ近くをコマ撮りしながら回る映像が必要だと思いあたり、さくっと撮る。コマ撮りな…

「スターレーン」撮影

本日だけで11か所も撮影した。次々に撮影ポイントが見つかる。 8ミリカメラ(ZC1000)でアップからゆっくり引いていく。1カット15秒ほど。それとスチール写真で2枚撮るだけなので、撮影するポジションが決まれば早い。 当然のことながらまったく許可を取…

イメフォフェスにいった

新宿のパークタワーホールで恒例のイメージフォーラムフェス上映してます。今日、Aプロを見にいって、そのあと作家などと「さくら水産」で飲みました。 まず、私は小池照男さんという映像作家のファンです。その小池さんの『生態系』シリーズの第14作目がこ…